事業概要


コミュニティ大工事業

 

 

既存の工務店や大工の常識では採算性の面からなかなか困難である空き家再生の改修作業を、施主や素人チームがDIYを交えて参画することで取り進める施工の形態です。

予想出来ないことも起こりうる空き家再生の現場では、事前にすべてを想定して見積もりを提示して作業に入るより、ゆるさも残しつつ、臨機応援に現場対応していく方が理に適っている面もあります。現場に施主が関わることにより、予算内で可能な作業内容を随時現場で相談しつつ、そこに賛同し参加してくれる素人メンバーも巻き込みながら、楽しく作業を進めていくことが可能となり、こうしたプロ・素人が混在した現場をコーディネートする人材をコミュニティ大工と呼んでいます。

大工として日当を得て現場に入りつつ、契約や家主折衝、地域・行政との連携などについても合わせて相談に乗り、大工仕事の範疇で幅広いサポートを行うことも特徴です。


まちづくり空き家再生人材事業

 

 

空き家再生を取り進める上では、家の目利きや改修工事に関わる建築分野に加え、契約や家主折衝といった不動産分野、そして地域や行政との連携やDIYワークショップの開催といったまちづくり分野など、幅広い知識や経験が求められます。

空き家再生に取り組みたいと考える方々とこうしたノーハウを共有すべく、研修会の開催や講演、視察受け入れ、現場体験ワークショップの開催などを手掛けています。

また、これからの空き家再生を担う上で鍵となるコミュニティ大工という新職能に着目し、コミュニティ大工の育成にも力を入れています。


空き家不動産事業

 

 

家主が活用を諦めた家を家主より借り受け、一定の改修を加えた上で移住者らに貸し出すことで活用を可能とするサブリース事業や、相続登記がなされていないなど通常では売買困難と思われる家を買い上げ、登記関係を整理した上で売却を図るなど、一般的には流通が困難とされる空き家を使えるかたちにして流動化を図るための事業を手掛けます。