【まるのこラボが手掛けていること】
まるのこラボが得意とするのは「空き家の再生」です。
空き家再生においては、単に改修作業というハード面を担うだけではなく、地域に入り空き家を探したり、家主と施主の間に入って賃貸の交渉や契約のサポートを行ったり、再生過程でも地域住民や行政を連携したりと、 ソフト面も含め総合的に手掛ける必要があります。
鹿児島県南九州市頴娃町という不動産流通が機能していない小さな町で、NPO法人による地域活動から始動したまちづくり的な空き家再生活動は、その過程で建築・不動産・行政地域分野での経験を蓄積しつつ10数軒の空き家を再生するに至り、地域に新たな仕事と暮らしを生み出すことにも貢献しました。現在では鹿児島県内を中心に各地に出向き、DIYを伴う大工仕事を施主と一緒に手掛けたり、空き家再生において必要とされるソフト・ハード両面のサポートや指導を行うことで、空き家再生を実践する人材育成も手掛けています。
【会社立ち上げの経緯】
代表の加藤潤は、石油会社、商社、ハウスメーカー勤務を経て、41歳だった2010年に鹿児島・頴娃町に移住、実弟が代表を務めるシーホースウェイズ(株)に合流し、観光事業を開始、観光養殖場・タツノオトシゴハウスを立ち上げます。NPO法人頴娃おこそ会と連携して、地域活動として観光事業に取り組む中で、空き家再生も含めたまちづくり分野へ領域が広がりNPO内に地域ビジネスが生まれてきたことから、2018年にNPOの子会社として株式会社オコソコを立ち上げ、一部事業の分社化を図りました。その後、(株)オコソコにて加藤潤が扱っていた空き家再生に関する事業をよりシンプルに取り進めるために、さらに分社化して誕生したのが(株)まるのこラボです。
【社名の由来】
一見手強そうでプロの道具と思われる丸鋸(まるのこ)をうまく使うことで、素人のDIYは飛躍的に進化します。私も30歳くらいの頃の日曜大工で、そんな経験をしました。「まるのこ」は素人が境界線を越えて、DIYの世界に足を踏み入れる上での象徴的なツールだと考えます。
あわせて、空き家再生においては、単なる大工・工務店としての建築的な役割だけではなく、契約や地域・行政連携などのソフト面への対応、ネットワークづくりや人材育成にも取り組みたいとの想いから「Labo(研究所)」の名称も付しました。
▼ 掲載記事一覧
活動内容や想いを記事にしていただきました。
Qualities : 九州のいいヒト、いいコト、いいシゴトを探し出し、全国に届けるメディア(2022.06.22. 掲載)
空き家再生の新手法 鹿児島の“コミュニティ大工” 加藤潤が拓く未来
#DIY #Iターン #まちづくり #地域活性 #空き家再生
Modern Times : データの民主化を基盤とするDXを実現する(2022.08.02. 掲載)
#地域自立分散型社会 #文化資本主義 #リフレーミングの技術
その他の記事、動画、資料などは、下記もご参照下さい。